風神・・・・雷神
皆さん、秋の夜長シリーズ再開させていただきます。
江戸は元禄文化の象徴・・・・・・尾形光琳にスポットライト。
生誕350周年で東京国立博物館にて大展覧会が、開催されております。
当然、本阿弥光悦や俵屋宗達、尾形光琳を経て弟、乾山・・・それを引き継ぐ
酒井抱一や鈴木其一らが描く国宝級の陶器、襖絵、屏風絵等々・・・・・・
まさに圧巻でした。
通念、世襲制をとる世界かと思いきや、この光琳派は本阿弥光悦や俵屋宗達を
あこがれ、そして敬い、また酒井や鈴木にその技法等を伝授してゆく。
惜しみなく能力に合わせて伝え行く懐の深さを感じるものだ。
そのような技法で特に宗達・光琳・酒井・鈴木の4氏に共通する『風神・雷神図』
の比較をしてみたい。
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先ずは・・・・・・宗達

現物は厚塗りの屏風絵で油絵的な印象を受けました。
風神のアップです。黒緑の色彩に眼と歯は黄色で統一。1本角であることわかりますか?

雷神のアップです。2本角ですね。

俵屋宗達の風神雷神の屏風絵上、風神と雷神の目線は合わせておらず、
屏風いっぱいに描いたスケールの大きさを感じますね。
さて、主人公の尾形光琳:『風神雷神図』です。

風神雷神の足元のうす雲が黒く濃く描かれてますね。強く、勇ましく書かれている反面
色合いが薄く、水彩画を思わせる、やわらかタッチでの画法ですね。
比べてください。・・・・尾形光琳の風神です。

また光琳雷神です。

色彩感覚が優れてますよね。
続いて、尾形光琳弟子・・・・・酒井抱一です。
やはり屏風図でして、色合いも尾形光琳そっくりですね。

バックの金の貼りものがより黄色がきつく出てますね。
酒井抱一の風神です。

よく観察すると光琳より、凹凸なく平たく感じる色彩感覚ですね。
更に雷神は・・・・・・

特に雷神が白んで描かれますね。その分、黄色がより映えて見えます。
最後に、鈴木其一の風神雷神図です。

前3氏と違うのは、屏風絵でなく襖絵になっており、4枚に描かれておりますゆえ
2段表記になっております。
全体に雲に躍動感があり、風神雷神お互いに見合っているような錯覚を起こします。
鈴木其一の風神です。

雷神図です。

特に、鈴木其一の両眼、特に黒目の描き方が大きく盛り上がった感のあるもので
独特な画法に観えますね。
以上の4名の元禄文化人を風神雷神図だけに関して比較してみました。
実物が東京国立博物館で催してますので是非ともご覧ください。
ほとんどが国宝や重要文化財指定を受けてます。
陶芸、陶器、掛け軸、歌詠み図その他たくさんの展示物でいっぱいでした。
最後まで読んでいただきましてありがとうございました。
DR.トランプでした。
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